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Channel: おやじーにのおーでお馬鹿
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TEAC C-4X 録音実験

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昔のカセットデッキには、基板上に再生と録音を切り替えるスライドスイッチがあり、ワイヤなどで引っ張ることで、モードを切り替えたものが多かったように思います.
(ここの接触不良によって、録音できなくなった個体をいくつか見ました)

TEACのC-4Xは、その切り替えをどうやらこやつが担当しているようです.

イメージ 1

DC24VのOMRONのリレーであります.
…だいじぶだろうか?

とりあえず何も考えず、CDから録音してみました.
DAISOのハイポジC-60であります.
2ヘッドなのでモニタできません.
適当にレベルを合わせ、ドルビーBでテストです.
…再生してみたところ、かなり優秀な音で録音できています.
これは1発で成功かなと思っていたら、途中で右chが歪んで、レベルも下がってしまう現象が発生しました.
録音レベルのボリュームのガリかとも思ったのですが、歪みの出方がスピーカのリレーで起きるのによく似ています.
これはもしかすると、リレーを交換した方が良いかも知れません.

というわけで、再生と録音の切り替えによりリレーを何度か動作させてみました.
なんとなく症状が治まったように…(^◇^;)

今日のところはこのまま実験を続けます.
次は機種名にXが付く所以である、掟破りの倍速9.5cm/secでの録音を試しました.
もちろんドルビーはOFFです.

イメージ 3



おお!いけますね!
ハイポジならばドルビーNRは要りません.
もちろんヒスノイズは聴こえますが、ほとんど気になりません.

イメージ 2



んで調子に乗りまして、次は最安のノーマル、AXIA A1であります.
さすがにヒスノイズがはっきり聴こえるようになります.
ただ、聴けないわけではない.
器楽曲のピアニシモは厳しいかも知れませんけど、ジャズやポピュラーミュージックであればこれで充分です.
F特がノーマルテープのそれとは一線を画します.
定位も解像度も文句ありません.
2ヘッド機というか、その辺のカセットの音ではありません.

この音を聴いてしまうと、エルカセットを開発した技術者の気持ちがわかるような気がします.
普通のカセットテープしか使えないとすると、倍速機が致命的なのは録音時間が短すぎることだけですもんね(^◇^;)

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