Aura VA-50でRogers Studio3を聴く．

先日機材を処分した予算で、ついついRogersのStudio3というスピーカを確保してしまいました．
LS3/5aの後、スタジオモニタ用に作られたスピーカらしいですが、あまり売れなかったようですね．
当然市場価格もLS3/5aよりもかーなりお安い．
小さなスピーカです．
11.5cmウーファの乗った、2way密閉であります．

TriodeのFuture2005に繋いでみたのですが、アンプが味も素気もないものですから、音楽を聴いているというよりも、なにか修行でもしているような気分に…

そもそもこのスピーカ、低音が出ません．
いやその、出てはいるのですが、量感に乏しいのですね．とても禁欲的．
Future2005も似たようなキャラクタなので、修行僧にでもなったような気分になります．

このスピーカをレストアというか、改造をされた方の記録がネットにあります．
拝見する限り、ウーファのコンプライアンスを上げようとすると、ボイスコイルのストロークが大きくなりすぎて上手くいかないとあります．
ということは、もともと低音をかなり抑制しようという意図の元に作られているような気もします．

ま、てな次第で、アンプをAuraのVA-50に替えてみました．
うん、やはりこれくらい色気のあるアンプの方が相性がよい（というか、私の好みの音になる、ですね）ように思います．
もちろんアンプを替えたら低域がもりもりと、という訳にはいきません．
量的には増えたものの、依然として禁欲的な印象は大きくは変わりません．
ただ、音楽全体のまとまりが良くなり、躍動感のようなものが感じられるようになりました．聴いていて楽しいあの雰囲気であります．

せっかくなので、久しぶりにアナログレコードを鳴らします．

伊藤潮のWe Are Jazz Kids、1987年リリースの自社制作盤です．
ジャンクレコード漁りも捨てたもんじゃないですね(^◇^;)

という訳で、土曜の夜はJAZZであります．