Luxman PD272の調整

どうやら九州で起きている現象は、これまでの地震・火山学の常識を覆しそうな勢いであります．
ま、それはともかく、まずは被災された方々に充分な物資が届き、少しでも苦労が減ることを祈ります．

さて今日は、今週飛び回ったせいか草臥れはてまして、ほとんど寝たきりであります．
修復する元気がわかなかったのですが、アナログプレーヤLuxman PD272で気になるところを調整してみました．
ひっくり返して開腹です．

何が気になるかというと、33/45回転を切り替えるスイッチが固いこと、回転数の調節用ボリュームにガリがあり、微調整が難しいことの２つであります．

さてまずスイッチ．

ネジを3つ外してスイッチ部を摘出します．

この白いスイッチをスライドさせて、切り替えスイッチをon/offさせて、回転数を切り替える仕組みなのですが、グリース切れで動きが渋くなっておりました．
ちょっと設計に無理がありますね(^◇^;)
グリースを塗布したところ、そこそこ軽く動くようになりました．

つぎに回転数の微調整用ボリュームのお掃除です．

手前側が45回転用、奥が33回転用です．
ボリュームを取り外し、ばらしてアルコールと潰した綿棒で拭きます．
かなり汚れていて、綿棒が真っ黒になりました．

とりあえずこれで組立てて様子を見ます．
お掃除前はボリュームを触ると時に大きく回転数が変わってしまっていたのですが、これがなくなりました．
きっちり調整ができます．
この機種はクォーツロックではありませんので、電源投入後しばらくすると回転数が微妙にずれてきます（クォーツロックでもおなじかな？）．
そんな時にも安定して調整ができるようになりました．

という訳でこれにて完了であります．
午後はひたすらアナログレコードを聴きました．