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Channel: おやじーにのおーでお馬鹿
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TEAC W-585RのテストとDENON DRR-780の観察

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台風は本州では直撃ルートこそ免れましたものの、日本海側を中心として暴風圏がかすめ、北海道は横断と予測されております.
みなさまのご無事を祈っております.

さて、1-2年おきにデフレ期デッキって本当はどうなのよ、というあたりに興味がわくのであります.
と言いますか、まあそう考えてしまう個体にたまに巡り会うということなのかも知れません.

前回ご紹介しましたTEACのW-585Rですが、中身はこんな感じです.

イメージ 1

メカはかなりお手軽なものです.

イメージ 2

何本か録音してみましたが、こんなメカにしては走行性能はけっこういけているように思います.
実用になります.
おそらくはあんまり使われなかった個体なのでしょうねえ.

んで、ですね、ちょっと欲を出して、ハードオフのクーポン使って(笑)こんなのも確保してみました.

イメージ 3

DENON DRR-780であります.
見た目はかなり綺麗、チェックしたら再生できるようなので確保してみました.
1991年産のデフレ期デッキながらまだ80年代の風情を残しているようです.
そんなに軽くないし.

イメージ 4

水平ローディングタイプの2ヘッド、オートリバース機ですね.
確か他にもDENONにはもう少し高級なこの手のデッキもありました.
しかしこれはあくまでなんちゃってカセットデッキの部類であります.
問題としてはトレーの開閉が何度かに一度しか成功しません.
これはここのトレー駆動用ゴムベルトの劣化が原因であります.

イメージ 5

4本のネジを外して、カセコンを持ち上げると簡単にアクセスできます.径は45mm程度かと.
手持ちのベルトに交換して、スムーズに開閉ができるようになりました.

イメージ 6

まずはミュージックテープで暗殺を確認します.
中域が抜けて高音の伸びが今ひとつでしたが、アジマスの調整でかなり良くなりました.

イメージ 7

ここの穴にドライバを入れて調整ができます.
W-585Rで録音したテープもかなり綺麗に再生してくれます.
ただ、ミュージックテープで調整した結果、リバース方向でのアジマスずれが若干.
おそらくW-585R側の調整が甘かったものかと思われます.

イメージ 8

テープの走行性能は、気持ちW-585Rの方が上かと.
それでもまあ再生する分にはDRR-780も実用レベルであります.
このデッキはW-585Rと違って、ヘッドホンボリュームがoutputレベルのボリュームで調整できるのでちょっと便利です.

…つて、まあそれは良いのですが、この子の最大の問題はヘッドクリーニングが事実上できない点にあります.
お掃除のためには天板を開けないといけない.これは使いにくい.
実際ヘッドはともかく、キャプスタンプシャフトがかなり汚れておりました.

とは言うものの、なかなか面白い機種なのでもう少しテストを続けようかと思っております(^◇^;)

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