Quantcast
Channel: おやじーにのおーでお馬鹿
Viewing all articles
Browse latest Browse all 846

AIWA AD-F55M、なかなか難しいですのう.

$
0
0
先週から開腹して、W杯のおかげでさっぱり進んでいなかったのがこのAIWA AD-F55Mであります.

イメージ 1

1980年産の2ヘッド普及機です.
ゴムベルトがすべて溶け落ちておりましたゆえ、久しぶりに黒い悪魔と格闘いたしました.
メカからモータを外すのに一苦労です.
モータ自体を回転させて外すということに気づかず、脚を1本折ってしまいました.
慌てて接着剤でくっつけるというこの為体.
キャプスタン用の平ベルトは径60mm強のようで、今回は60mmにしてみました.
65mmだと緩いようです.
このメカは少しだけ他社と違っておりまして、早送り巻戻し用と、再生時の巻き取り用の2つのアイドラが備わっています.
再生時の巻き取りは、リール駆動用モータの回転を専用アイドラに伝え、それが巻き取りリールを回転させています.
問題はリール駆動用モータから伝わる回転でアイドラを回す部分の小さなゴムローラが溶けて空回りをしてしまう点です.

イメージ 2

中央に見えるアイドラが巻き取り用です.
その真上に金属シャフトがあり、これが回転します.
元々どの程度の径のものが付いていたのかがわからないので、ここは目見当で代替品のゴムチューブを調達し、はめ込んでみました.

イメージ 3

この状態で再生時にとりあえずリールが回転するようになりました.
巻戻し早送り時にはアイドラがリールから離れ、もうひとつのアイドラがリールを駆動します.

イメージ 4

再生時にはアイドラがリールに接触してリールを回します.

イメージ 5

なかなか凝った設計かと.
さてさてなんとかなるかな、と再生テストをしてみました.

イメージ 7


お、鳴りますね.
照明が片方切れていますが、アナログメータも生きている.

イメージ 6


これでほぼ完了かな、と思っていたところ、しばらく再生しているとテープ速度が不安定になってしまいました.
どうやら代替品のゴムチューブが、巻き取りリールが重くなるにつれて駆動力不足を起こすようであります.
再生音自体は2ヘッド機としてはかなり良いだけに、なんとかならんもんかの、と考えちうなのであります(^◇^;)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 846

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>