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Channel: おやじーにのおーでお馬鹿
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SONY CDP-70でマドンナを聴く

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久しぶりに平常営業っぽく参ります(^◇^;)
「トレーでません」というSONY 1985年産のCDP-70であります.
中にCDが閉じ込められているようです.
通電したらサクッとTOCを読んで再生を始めたので確保してみました.
CDがようやく一般人の手の届くお値段になってきた頃の製品ですね.
薄いです.

イメージ 1

203とどっちが薄いかあとで較べてみます.


さて開腹.

イメージ 2

ああ、この機種も主基板が裏返ってる作りですね.
閉じ込められていたCDはマドンナでした.

イメージ 3

このCDPなトレーはギア式かと思われます.なので今回はゴムベルトの出番はありません.
何度かトレーのOPEN/CLOSEボタンを押したところ、意外と勢いよくトレーが出てきました.
…しかし次の瞬間閉まります(^◇^;)

とりあえずこれはトレーのステータス検出スイッチの接触不良のようでありますな.
ディスクを取り出して、ドライブを摘出します.ネジは3本.
ディスクのチャッキングアームを外して、ピックアップを観察.

イメージ 4

けっこう埃が張り付いていて曇り気味です.
エタノール付き綿棒でお掃除.綿棒の先が黒くなりました.
ついでにピックアップ駆動用ギアに付着したおなじみみたらしグリスも拭き取ります.これはドライブを裏返したところ.

イメージ 5

この右上部にトレーの位置を検出するリーフスイッチがはめ込まれています.

イメージ 6

接着剤で留められているので、ピンセットで接着剤を剥ぎ取りつつ、押さえのプラスチックの爪を曲げて引き抜きます.
急いでやると折れそうな爪です.はい、これがリーフスイッチ.

イメージ 7

接点をこれまたエタノール付き綿棒でお掃除であります.
ついでにピックアップ位置の検出用スイッチも同様に綺麗にしました.

さてどうかな…

イメージ 8

お、トレーも引っ込まなくなりました.
軽く押し込むとスイッチが入ってするするとトレーが飲み込まれていきます.

イメージ 10

お!再生しますね.
どうやらこれで応急措置は完了であります.

イメージ 9

という訳で現在テスト中です.
薄いですよねえ.
業務用以外では、ここまで薄いのはADCのC-1ぐらいしか思いたありませんですね.

ヘッドフォン用ボリュームには盛大なガリがありまして、ぐりぐり回すと一時的には消えますが、これはボリュームの交換をしないと抜本的な対策にはなりません.
まあヘッドフォン端子の音はオペアンプひとつで鳴っているだけでしょうから、あんまり修復の気力は湧いてこないのですが…(^◇^;)

今夜は先程からFR-X7のLINEに繋いで鳴らしております.
悪くはないですよね.
コントラストが高めで、メリハリのある音です.
まあ繊細さであるとか、まろやかさなどというものとは無縁ですし、情報量もいかにも30年前のCDP相応ではありますが、こういうすっきりした音は好みであります.
動作音が小さいのも魅力的であります(^○^)

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